ドアガラスに接する部分にベルトモール（水切りモール）という部品があるのですが　塗装をする際は普通これを外して塗装するのが一般的です。
なぜ外さなければいけないかというと　写真のような醜い状態になる可能性があるからです。
これは別の部位の修理で入庫いただいたお車ですがドア二枚に補修歴があり塗装が剥がれておりました。
これはテープなどでマスキング（養生）して塗料がかからないようにした状態で塗装したため時間の経過と共にその切れ目に空気や汚れが蓄積され剥がれてきた状態です。

モールの際から剥がれているのがお分かりになると思います。
塗装する際には足付け作業と云って塗装の表面に薄く傷をつけて塗料が付着しやすく剥がれないようにするための作業を施しますがその足付け作業が甘かったか　その後の脱脂も甘かった可能性があります。
但し、マスキング（養生）塗装の限界もあるわけです。
モールの際で塗料を切ってしまうことで段差が存在する以上　汚れも溜まりやすく　例えば洗車場でのスチーム洗浄などで水圧の高い洗車をすれば当然ながら剥がれる可能性があるという事です。
マスキング（養生）塗装のメリットはありません。
鈑金（板金）修理の際は工場選びが大切です。
ジコプロ加盟店へご相談ください。