お車アルファードに乗られているお客様です。
前を走行していたトラックから飛んできた飛び石…ならぬ飛び岩が、お客様のお車の屋根を直撃されご入庫されました。

フロントガラスの上の部分、運転席の上にぶつかり大きく凹んでしまいました。
幸いお客様にお怪我などはありませんでしたが、この状態では今回鈑金作業での修理は出来ないのでルーフパネル（屋根）の交換作業となります。

ルーフパネル交換なので、まず凹んでしまっているパネルを外していきます。パネルを外す前にフロントガラスを外し、室内にある天井に付いている内張りを外します。
この内張りを外し、他のパネルなどにキズなどが付かないように保護シートなどを取付けてから、ルーフパネルを剥がします。
写真は外れている状態ですが、ルーフパネルを剥がすとこのように十数本の骨組みが隠れています。今回はこの骨組みも新しいものと交換します。

新品のルーフパネルと骨組みの仮合わせを行い、ボディーに取り付けます。
ルーフパネルは他のドアパネルなどと違い、パネル自体がとても薄く大きな部品です。当社STAFF全員でボディーに取付け、溶接などでパネルを接着していきます。

ルーフパネルの接着が終わったら、塗装に移ります。
溶接を行った部分は、グレーの部分のように下塗装を行い、下処理してから塗装前のマスキング作業です。
塗装色が綺麗に塗れるように、新品パネルにも細かいキズを付けてから塗装していきます‼

塗装完了です…。
屋根の塗装の場合、高さがあるので脚立を左右にセットして塗装していきます。
広範囲での塗装後、熱乾燥をして焼き付けていきます。
乾燥後は、磨き作業・組付け作業です。外した部品も多いので、確実に作業を行いお車を納車させて頂きました。
今回は飛び石ならぬ飛び岩でしたが、近年、不慮の損害に遭われるお客様も増えてきています。
今一度、自動車保険の内容など見直される事をおススメいたします‼