突然ドアガラスが上下に動かなくなってしまいました。
故障の原因はいくつかありますが、一番多い原因はガラスを上げ下げするモーターの故障です。
ドアガラスは結構重たいので、モーターにも負担がかかります。経年劣化で故障してしまいます。

ドアの内部を確認するのに、まずはドアの内張りを外してと・・・・・ん？・・・んん？？・・・表面が外れてる・・・・
そうなんです、国産車にはまずありませんが、欧州車はドア内部を整備するのに表のパネルを外します。内張りを外しても中からでは何もできません。
これは事故でドアを交換する時に、表面だけ取り換えられ、コストが抑えられるというメリットがあります。

しかし、多くのボルトで取り付けられ、防水もキッチリしないといけない事から重量が重たくなったり、今回のように内部の部品を取り換えたい時にも大掛かりな作業になってしまうというデメリットもあります。
今回の故障の原因はモーターではなく、レギュレータ―という実際にガラスを上げ下げする為のレールやワイヤーの損傷でした。

取り外した部品です。レギュレーターとモーターは一体になっています。
（バラバラに部品が設定されている車種もあります）
レギュレーターの樹脂部分が劣化で割れてしまい、ワイヤーが外れてしまっていました。

新しい部品を取付け（新品部品はキレイですね！）、動作確認をし、ドアの表面のパネルを元通りに取り付けて完成です。