2021/03/13 【ホンダ】【インサイト】側面修理(ドアの凹み)
- この事例の修理店:
- ドライバーズピット
〒331-0064 埼玉県さいたま市西区佐知川1161-1
TEL: 048-623-2588
ホンダインサイト様 右側面の大きな損傷です。
ドア2枚は交換でドア下のロッカーパネルも大きく凹んでいるのが分かります。
ドアはボルトオンパネルと云ってボルトで固定されていますが ドア下のロッカーパネルは溶接されているパネルになります。
フロントドア内側のセンターピラーが凹んでおります。
これはフロントドア内側にある当りゴムが接触する部分なのですが ドアが強く押されてしまったために当りゴムごとピラーを押しつぶしてしまった状態です。
このように表面的には分からない損傷もありますので修理工場による損傷診断が必要になりますね。
フロントドア内側のセンターピラーが凹んでおります。
これはフロントドア内側にある当りゴムが接触する部分なのですが ドアが強く押されてしまったために当りゴムごとピラーを押しつぶしてしまった状態です。
このように表面的には分からない損傷もありますので修理工場による損傷診断が必要になりますね。
ドア2枚を外し作業の邪魔になるフェンダーも外しています。
そのフェンダーを外すにはフロントバンパーと右のヘッドライトを外してから出ないとフェンダーは外せませんのでここまでバラバラにしてしまう必要があります。
ドア下のロッカーパネルは切り継ぎ位置を決めてカットし スポット溶接を削って交換する部位を剥し終えた状態です。
ちなみにこの作業の前にロッカーパネル自体を粗引きし 周りの部分を正常な位置に復元する作業が必要です。
新品パネルをスポット溶接とミグ溶接によって交換します。
ミグ溶接部位はパテ処理を行い スポット溶接部位はスポット跡が重要なのでサフェーサで仕上げします。
ホンダ車特有の分厚いチッピングコートの塗装です。
これはゴム状の弾力のある塗料というイメージですね。石などが跳ねて当っても塗膜に傷をつけないように保護する目的で塗装されているのですがホンダ車の場合特に分厚く塗装されておりこの復元作業が非常に手間がかかります。
粘土の高いものなので高圧で吹き付ける必要があり回りに飛ばないようにしっかりと養生する必要があるのです。
ボデー側の塗装完了写真です。
この車はドア下の交換したロックパネルから後ろのクオーターパネル(リヤフェンダー)からルーフサイドパネルから右フロントピラーまで一切パネルの切れ目がありません。
そのために写真のように後ろ周りまでグルッと塗装する事になり邪魔になってしまうリヤバンパーと右テールランプも外して塗装する事になります。
専用の塗装ブース内でホコリなどが付かない様に慎重に塗装しました。この後焼き付け乾燥いたします。
ドアは2枚とも新品で交換し塗装いたしました。
この色はグレー系のパール塗装でしたのでこの他に右フロントフェンダーも塗装しています。
これは色合いを合わせる為のぼかし塗装という作業になります。
つまり右側面全て塗装する必要があるわけですね。
いかがでしょうか?最初のドア2枚の損傷とドア下のロッカーパネルの損傷という事故修理でしたが思っていたより大変な作業量になることがご理解できますでしょうか。
色や損傷の部位 部品の補給形体 車の形状によって様々ですが事故によって損傷した部分を元の状態に戻す作業がいかに大変かご理解いただけたらと思います。
さいたま市西区の板金塗装 キズヘコミ修理 コーティング専門店 「ドライバーズピット」 板金塗装とキズヘコミの修理では 安易な交換ではなく修理することをモットーに。コーティングは完璧な作業環境と豊富な実績で高級車も多くの実績があります。是非一度ご来店ください。