なかなかご自分の車のブレーキの内部を見る機会がありませんね。
写真はリヤタイヤの内側にあるドラムブレーキの内部の写真です。
幾つ物部品で構成されているのがわかりますね。
ブレーキという最重要部品ですから確実な整備が重要です。

オイル漏れ点検

さて、ゴムをめくって何をしているのでしょうか？
これはドラムブレーキ内部のピストン部分のゴムのパンツです。
このゴムの内側にピストンがありブレーキオイルの油圧でピストンが外に広がり摩擦によってブレーキをかけるのですが　ピストン部分からブレーキオイルが洩れてくる場合があるのでその点検をしています。
車はいたるところにゴム製品の部品を使っており　熱や使用期間よってゴム自体が硬くなって劣化してしまい切れたり縮んだりする事でトラブルが発生します。

ピストン分解

もし洩れていると写真のようにブレーキマスターシリンダーというピストン構成部品を分解し
使用されているゴムのパンツ類を交換します。
ちなみに、代行車検などで検査を通すだけの車検の場合、検査ライン上で通常通りブレーキが利けば車検自体は受かってしまいます。
整備もなく安く済んで「良かった！」と感じるかもしれませんが　写真のようにオイルが少量ずつ洩れていても気がつかなければ検査には受かってしまいます。
つまりブレーキオイルが漏ったまま知らずに乗り続けてしまう危険性があるのです。
車は命を乗せる乗り物です。万が一を考えて整備のできる工場で点検、車検を受けることをお勧めします。