マツダＣＸ-５様　右後ろの損傷でクオーターパネル交換のご依頼です。
後方から力が加わり　パネルが潰れてしまいました。
クオーターパネルは溶接されているパネルなので溶接されている箇所を一つずつ削りながらパネルを剥がしていきます.

交換する部分を剥がした状態です。なかなかこの様に中を見る機会はありませんよね。
剥がすと言うと紙を剥がすように簡単な作業と思われるかもしれませんが溶接された鉄板を剥がすのは容易ではありません。様々な工具と材料を駆使し作業者の頭と力と経験から得た技術を駆使しなければ溶接パネルを剥がすことはできません。

溶接後の下地作業の写真です。切り継ぎした部分は板金作業を行い平滑にし　歪をパテで取り除きます。このお車の場合３箇所の切り継ぎ作業と後方の溶接面の下地作業が必要になります。
この作業が一番時間がかかり仕上がりに大きく影響する重要な作業になります。

塗装前の写真です。新品部品にサフェーサ塗装を施して下地を完成させ　塗装専用ブースでゴミをシャットアウトして塗装します。
この色はパールというキラキラした材料が入っているため隣接するリヤドアをぼかし塗装いたします。
今回は自費修理でのご依頼でしたが付属品などは全て外して綺麗に塗装いたします。

塗装完了です。
色合わせが難しい色でしたが丁寧に調色して元の色合いを復元できました。
このまま塗装ブース内で強制乾燥させ外した部品を組み付けて完成です。
この様な溶接パネルの交換作業は修理暦が分かりやすくとても難しい作業となりますので信頼のおける修理工場での作業をお勧めいたします。
ジコプロネット加盟店は修理前のご相談から修理後の説明まで丁寧に対応させていただきます。
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