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2015/05/11 レクサスCT200h ドア交換とドア鈑金塗装

この事例の修理店:
ドライバーズピット
〒331-0064 埼玉県さいたま市西区佐知川1161-1
TEL: 048-623-2588

001レクサスCT200h のフロントドアからリヤドアにかけてのへこみ損傷です。
フロントドアはかなり強く当たっており ドアの当たりゴムでセンターピラーを凹ますほどの損傷でこちらは残念ながら交換になります。
問題はリヤドアの凹みなのですがこれが非常に厄介な損傷で前方から後方に向けた損傷でリヤドアの前部角に当たっているためパネルが膨らんでいます。

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小さな損傷に見えますが 手のつけ方を誤るとパテだらけになりそうな損傷です。
衝撃の入力方向や損傷の波及範囲をよく観察し修理方法を検討します。
塗色が黒なので微妙なひずみも特に目立ってしまいますのでやはり 鈑金(板金)の精度が重要になります。
ディーラーなら交換されてしまうかもしれませんね。
修理方法の選択として 交換するか?修理するか?を考えた場合 保険修理になるとお客様からは「とにかく交換」を希望される場合がありますが 交換することによって車に大きな負担がかかる場合もあります。
といっても直すといっても直し方が気になるのは当然ですね(笑)
しっかりと直せる損傷かどうか?を検討し車への負担も考えた上で交換か修理を選択した方がいいと思いますのでやはりお車の修理は 鈑金塗装の専門店へご相談いただくのがベストだと思います。

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まずはフロントドアの取り外しになりますが 内張りなどの樹脂部品を傷つけないように保護テープを貼って作業します。

傷を直す作業をしながら他の部品に傷を増やしてはいけませんので十分に注意して作業を開始します。

008外したドアと新品部品を並べて撮影です。
新品部品とは最初から塗装されているものと思っているお客様もいらっしゃいますが 写真のようにグレーや黒の下地の状態で提供されます。
この状態から車に合わせた色で塗装して取り付けるわけです。
ドアの内張りを外した状態をご覧になる機会も少ないと思いますが 写真のように様々な部品が付いています。ガラスやガラスを昇降させるモーター、スピーカーやそれらの配線関連など様々な部品があるため これらの部品をまずは外して異常が無いかどうかを点検し 塗装後の新品部品に移植していくわけです。その際に沢山のプラスチック製のクリップなどが使用されているためこれらの再使用ができないために交換となります。ドアは4本のボルトでボデーに固定されている部品ですが 交換するには沢山の部品の取り外し作業を伴うため決して簡単な作業ではないのです。

009リヤドアの板金修理中の写真です。
今回は十分に元通りに復元可能と判断し交換ではなく 鈑金(板金)修理しました。
損傷範囲を広げる事無く粗だし作業でほぼ復元できています。今回はハンダを使用してパネルに傷をつける事無く修復しました。
ハンダによる修理は低温で修理が可能なため車への負担が少なく 車にとって優しい修理方法だと思います。

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ならし板金の完了です。新品フロントドアとの建てつけも問題無いようです。

一番強く当たった角は潰れが酷く復元が不可能でしたのでハンダで埋めています。

中央部位の色が違っている部分がハンダです。

周りの背景が綺麗に写っているので 周りのひずみも完璧に復元できています。

最小限の範囲で修復できたと思います。

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新品ドアとリヤドアの上塗り塗装準備の写真です。
フロントドアはサフェーサを塗装し焼き付け乾燥後 下地を作っています。
リヤドアはならし板金の後 ひずみを抜くために薄くポリパテを塗布研磨後にサフェーサを塗装 焼付け後に下地を作り 塗装に邪魔になるアウターハンドルや水きりモールを外しました。
センターピラーの 鈑金塗装があるためリヤドアは外して塗装しました。
本来はフロントドアと同様に縦に吊るして塗装したいところですが ガラスやモーターが付いている状態でかなり重いので万が一を考え横にして塗装しました。
問題は肌を均一にする点ですが これは塗装条件を変えて工夫することで対処しています。

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パネル2枚の塗装完了です。

このお車は高機能塗料(耐スリ傷性クリヤ塗装)を使用しているため塗膜が硬くなるのが特徴です。

磨き作業が難しいため 極力ゴミをつけないように緊張しながらの塗装作業となります。

ちなみに、黒の塗料を塗装した後に透明なクリヤー塗装をして仕上げる2コート(ツーコート)塗装なのですが クリヤー塗装中にもし白い小さなブツ(埃などのゴミ)が付着してしまうと塗装のやり直しになりますのでとてもシビアな作業になります。

40塗装後に丁寧に磨き作業を行い 全ての部品を取り付けして作業完了です。
交換も板金塗装も幾つもの作業の積み重ねがあってようやく完成となります。決して「チャチャット直して!」という簡単な作業ではないことをご理解いただきたいと思います。

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完成写真です。今回は 鈑金塗装修理のほかにガラス系コーティングのご依頼も頂きまして 修理後に全面をコーティングしました。残念ながら自動車には事故などのトラブルがつきものですから その万が一の時に修理からコーティングまで一貫して行えるお店をお選びいただくことをお勧めいたします。
元通り以上の輝きにお客様より「感動した!」とのうれしいお言葉を頂戴いたしました。
ジコプロネット加盟店はしっかり直します。ご相談はお問い合わせフォームからお願いいたします。

さいたま市西区の板金塗装 キズヘコミ修理 コーティング専門店 「ドライバーズピット」 板金塗装とキズヘコミの修理では 安易な交換ではなく修理することをモットーに。コーティングは完璧な作業環境と豊富な実績で高級車も多くの実績があります。是非一度ご来店ください。

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〒331-0064 埼玉県さいたま市西区佐知川1161-1
営業時間:08:30~19:00
定休日 :日、祭日、年末年始

この店舗の担当者情報

ドライバーズピット 代表取締役

蓜島 克己

鈑金塗装から整備までオールラウンドプレーヤーであるオーナー職人

経歴 地元の高校を卒業後、日産ディーラーで修行。その後実家である(有)蓜島自動車工業所に入社。父に代わって社長となり屋号をドライバーズピットに改め現在に至る。
東松山のハイシマボデーは実弟。
2級整備士 車体整備士 研磨インストラクター 剣道3段 等
趣味:早寝早起き 食べ歩き 料理 ドライブ 音楽鑑賞

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