2021/03/13 過失割合
車同士の事故のときに必ずついてくるのが「過失割合」という言葉です。
文字通りお互いの過失の割合のことで、どちらがどのくらい悪いかで賠償額の負担割合を決めます。
事故をした当事者が互いに保険に加入していても、それぞれ自分の保険で自分の車を直すのではありません。また逆に自分の保険で相手の車の修理代を全て賄う訳でもないのです。
あくまでも過失の割合に応じてお互いの負担分を決めると言うのが保険会社のスタンスです。
仮に8:2で自分が悪い方の場合、自分の保険では自分の車の修理代の8割しか出ませんし、相手の車の修理代も8割しか負担してくれません。残りのそれぞれ2割分は相手から直接もらうか、相手の保険から支払って貰うという形になります。
実際は便宜上片方の保険会社から全額支払ってもらい、保険会社同士で割合分を相殺して調整していたりしますが、賠償の本質は前述の通りです。
過失割合は過去の交通事故裁判の事例から、似たようなケースに当てはめて保険会社が判断しているものですが、事故には道路形状・走行状態など特殊な形態も多々ありますので、どうしても納得がいかない場合は、「そんぽADRセンター」や交通事故に詳しい弁護士などにご相談されると良いでしょう。
また、事故現場で気をつけなくてはならないのが、先程の8:2のケースの時など自分の方が明らかに過失が大きい場合に、相手に対して「私が悪いので、あなたのお車の修理代を全額負担します」などと約束してしまうことです。このような約束をしていても保険会社は過失割合で判断しますので、ご自分の過失分8割分しか支払いはしてくれません。残りの2割分は約束してしまったご自分で自己負担しなければならない事になってしまいますので、安易な示談や約束は絶対しないようにしましょう。また、相手から全額支払うように要求されても約束をしないことが重要です。
詳しくは信頼のジコプロネット加盟店までお問い合わせください。
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