オイルの注入口を開けると・・・。
黒い塊が・・・。
私『お客様、とても乗れる状態ではございません。代車を用意しますのでお預かりさせて頂けませんか？』
お客様『えっ！ランプが消えればいいのよ！』
私『ランプを消す為に、作業に時間がかかりますし、このまま乗られるとエンジン焼き付いてしまいます。』
お客様『あっそう！じゃ置いていくわ！！』。。。
簡単に考えておられたようです。

オイルストレーナーの詰まりが原因で圧が上がらずにランプが点いたり消えたりしていると思いオイルパンを外して確認してみました。
するとスラッジの塊がドッサリと。。。
記録簿を見ると前回の車検より25,000キロ走行しております。

かなり汚れているのがおわかり頂けると思います。
専用の洗浄剤でエンジン内部も洗浄。

オイルパンの中にも醜いものがたくさん。。。

ストレーナーもこんな状況です。
これだけ詰まっていては圧は上がりませんのでエンジンオイルがスムーズに循環しません。
よってランプが点いたり消えたりするわけですね。

タイトルの『これは何？』の正体です。
１年半、約25,000キロ全くオイル交換をしなかった代償です。
こんなものがエンジンの中にいたら、エンジンの調子がいい訳がありませんね。
半年おき、もしくは５，０００キロに１度はエンジンオイルを交換しましょう！

洗浄後の写真です。
綺麗になっているのがおわかり頂けると思います。

オイルパン内部も綺麗に洗浄しました。
このあとパッキンを付けて組み付けして完了です。
このまま乗っていたら、エンジン焼き付いていたでしょうね。。。
しばらくは２，０００キロ走行後のオイル交換をおすすめしました。
エンジンは人の体で例えると心臓と一緒ですね。
こんなに固まった血液が体内を巡り、心臓にも循環していると考えると恐ろしいですね。
みなさん、オイル管理はしっかりしましょう！！