今回はアルトラパンの鈑金・修理塗装のご紹介です。
パーキングにて停まっている所をぶつけられてしまいました。
フェンダーとボンネットの隙間が狭くなってしまっているのが、おわかり頂けますね。
今回の修理内容は
①フロントバンパー交換
②フロントグリル交換
③左ヘッドライト交換
④左フロントフェンダー鈑金
⑤ラジエターサポート修理といった感じです。

バンパーが大きく変形し、グリルにはキズが付き、ヘッドライトがぶつかった衝撃で中に入ってしまっていますね。
フロントフェンダーにもへこみが見られます。
何だか見た目以上に損傷が大きそうです。。。

フェンダーは板金（板金）修理が完了し、プライマーサフェィサーを塗付した所です。
プライマーサフェーサーとは防錆効果、塗装の密着効果、表面を平滑にする為の塗料です。
良い上塗りをする為には非常に重要な役目をしております。
右側の写真は左のサイドフレームの写真です。
塗装が剥がれてしまい、錆も出てしまっています。
今回の事故の当たりで、ここまで損傷が行くのだろうか？
もしかしたら以前に修理をされた時に、修理されていなかったのかもしれませんね。。
いずれにしても放っておけませんので、今回しっかりと修理をさせて頂きました。

こちらの写真は割れてしまったヘッドライトと新品のヘッドライトのツーショットです。
新品のライトユニットにはバルブ（電球）は付いてきませんので、古い方のライトから移植します。
バルブ切れの場合はバルブも新品のものに取替えます。

こちらのお写真は新品のフロントグリルとフロントバンパーです。
どちらもレスカラー、色が塗っておりません。
こういった場合は当社で塗装をしてから、取り付け致します。

　新品のフロントバンパーとフロントグリル、そしてヘッドライトをボディに取り付けて隣接パネルとのチリ（隙間）や段差を確認します。
この作業の事を『仮合わせ作業』といい、とても重要な作業です。
チリや段差が合わなければ、新品パーツを取り外し、修理した箇所を再度、修理。
そして『仮合わせ』という具合で、合うまで何度も繰り返します。

仮合わせが完了したら、取り付けたパーツをすべて外し、塗る塗料をボディに極力近付ける為の調色作業を行います。
調色作業が完了したら、塗装ブースに入れて塗装をする準備をします。
塗装をする際に色がかかってはいけない部分をしっかりと養生（マスキング）します。
損傷した箇所はたいして大きくないのですが、塗装はクリアー塗装をフェンダーパネル１枚塗る作業になります。
専用焼付け塗装ブースで塗装をすればゴミやホコリの少ないクリーンな環境で塗装を行う事が可能です。
塗装専用ブースは作業性も良く仕上がりにも差が出ることはもちろん環境にも配慮された設備になっております。
塗装をするのに邪魔なパーツはなるべく外す事により隅々まで塗装する事が可能です。
修理依頼の際の条件として仕上がりに拘るならば、塗装ブースがある！という事をひとつのポイントとしてみて下さい。

塗装完了後、塗装面の肌を整える為に磨き作業を行い、外したパーツを取り付けます。
当社に入庫した時には狭くなってしまっていたボンネットとフェンダーの隙間も、しっかりと元通りになりました。
洗車をして室内清掃をして来た時よりも美しい状態にしてお客様の元へ、お戻しします。
お客様の笑顔の為に・・・。一生懸命、作業をさせて頂きました。
この度は誠にありがとうございました。
『あっ！！　やっちゃった！こすっちゃった！ぶつけちゃった！ぶつけられちゃった！！！車両保険入ってない、どうしよう！車両保険入っているけど１回使ってるから使いづらいなぁ！主人に内緒で直しちゃいたいなあ！！』なんて困っている方は（有）前島自動車までご相談下さい。