日産マーチ(AK12)です。駐車中に横からぶつけられたようです。

リヤフェンダが大きくひずんでいます。
テールランプが飛び出し気味です。
リヤバンパー・テールランプも交換になります。

バンパーとテールランプを外したところです。
横からの押し込みでテールランプ取付穴がムンクの叫びのようになっていますね。

リヤフェンダ―は溶接されているパネルですが、いきなり切り取る事はしません。
まずは通常の鈑金作業と同じく叩いたり引いたりして、全体の形を整えます。
そうしないと溶接されている相手側のパネルが元位置に戻らないからです。
交換するパネルも一旦軽く修理するわけです。この車も横から衝撃の有った部分をまずは元位置まで戻して全体のチリを合わせます。

それからスポットカッターやドリルといった工具を使って溶接個所を地道に剥がしていきます。この車でも60か所ぐらいはドリルを使って表のパネルを剥がしていきます。

その後新品のパネルを同じようにカットし、何度も合わせながら重なる部分を慎重に直していきます。
このホイールハウス部分は非常に複雑な形状をしているので、ピッタリ合うように整形するには技術を要します。

新品パネルを溶接したら、繋ぎ目をキレイに修正し塗装します。
塗装後磨きをかけ、外装の組み付けをし雨漏れのチェックをしてから内装を組み付けます。

キレイに直って、お客様に満足して頂けました！