修理事例

Menu

Menuを閉じる

2021/03/13 高い!!と思う鈑金(板金)料金

21
マツダ・ビアンテのバックドアの左側のへこみの鈑金作業です。
見積りを依頼したら『え~っ こんなに高いの???』
みなさんも、こんな経験ありませんか?
鈑金塗装の料金が思っていたよりも高い?
何故なのか、順を追ってご説明させて頂きます。。。

22

へこんでいる部分のアップ写真です。
近くで見ると、遠目で見るよりもへこみが大きいのがわかりますね。

『だから高いの?』

見積り金額が高い理由はこれだけではありません。

23
再度、遠目からの写真です。
あれっ?何かが付いてませんね!!
お気付きでしょうか?
バックドアのガラスが外れています。
何故、ガラスを外すのか?
今回の修理の場合、ガラスのすぐ近くのへこみなので、ガラスが付いたまま作業した場合、ガラスを傷付けてしまったり、修理中の衝撃でガラスを割ってしまう恐れもあります。
1つ目の理由は2次損傷の防止。
2つ目の理由はガラスで隠れている部分の鉄板にも歪があり、その部分の修理も必要になります。
見えない部分もしっかり直すにはガラスを外す必要があります。
そして3つ目の理由はガラスが無ければ塗装をする際に普段、ガラスが付いていて見えない部分にも、しっかりと塗装を吹き付ける事が可能です。
新車のラインでもガラスが付いた状態で塗装はしませんよね。
また、へこみの下側に付いているリヤフィニッシャーというパーツもガラス同様外します。
このパーツは外側からは外す事ができませんので内張りを外さなければいけません。
内張り外し・・・『簡単に外れるんでしょ!』と思う方が多いと思いますが、実は結構、大変なんです。
『プロが泣きごと言うな!』という声が聞こえてきそうですね。
その通りでございます。が・・・
この内張りって、ほとんどがプラスティックで作られているのですが、冬場等は寒さでプラスティックが固くなり、無理に外そうとするとパッキ-ンって割れる事もあります。リスク大きいんです。
そうならないように冬場はドライヤーやガンヒーターで温めてから外したりと工夫しております。

2425

新聞紙で車内にゴミが入らないように養生をします。
ヘコミの下側のリヤフィニッシャーも外し済みです。(わかりづらくてすみません。)
今回は半田鈑金です。(詳細は店舗メニュー)
当店の店舗メニューに詳細は書いておりますのでこ、ちらでは簡単に説明を。
線でへこんでしまった部分に半田を溶かしプレートを溶着します。
そしてこのプレートをスライディングハンマーというもので引き、丁寧に時間をかけて
へこみを修正していきます。もちろん通常のハンマーも使用します。
右側はアップした所です。
この半田は溶点が低いので、鉄板の裏側が焼ける恐れがありませんので鉄板の裏側から
錆びるという心配もありません。

26
へこんだ所を半田とスタッド溶接機(詳細は店舗メニュー)を利用して引き出した所です。
ここから細かいへこみを取って行き、最後にパテを薄く塗り、ペーパーで空研ぎをし、細かい凹凸を取り除きます。ペーパーは80番→120番→180番→240番→320番と、どんどん目を細かくし平坦に仕上げます。
仕上がった写真を撮り忘れてしまいました。スミマセン。。。

27
これからやっと塗装です。現車に合わせて色合わせをした後に塗装専用焼付けブースで塗装の準備に取り掛かります。ゴミやホコリの少ないクリーンな環境で塗装を行います。防錆効果、塗装の密着効果、表面を平滑にする為にプライマーサフェーサーを塗布します。その後、耐水ペーパーで水研ぎします。
塗装専用ブースは作業性も良く仕上がりにも差が出ることはもちろん環境にも配慮された設備になっております。
塗装をするのに邪魔なパーツはなるべく外す事により隅々まで塗装する事が可能です。
修理依頼の際の条件として仕上がりに拘るならば、塗装ブースがある!という事をひとつのポイントとしてみて下さい。

 

28
塗装が完了し、塗装ブースから出てきました。
塗装完了後、塗り肌を整える為に、磨き作業を行います。
ガラスもリヤガーニッシュが付いていないのが、おわかりですね。
パーツが外れただけでもイメージが全く違いますね。
これから、外したパーツを取り付けます。

2930

ガラスやリヤフィニッシャー等、外したパーツを取り付け、作業完了しました。完成です。
いかがでしたでしょうか?
小さなへこみの修理でも完成までの間に我々の手間という名の愛情が注がれている事、おわかりになったと思います。これだけの手間がかかっていれば、お見積り金額が想像していた金額よりも少し高かったとしても納得して頂けるのではないでしょうか。

格安鈑金及びスピードを売りにしているお店では、ガラスはもちろん、リヤフィニッシャー等のパーツも外さずに修理をするでしょう。またへこみも直さずに、そのままパテを塗ってしまうというお店もあるかもしれません。
パテが厚くなれば、錆の原因にもなりますし、同じ所を再度ぶつけてしまったらパテがごっそり剥がれてしまうでしょうね。

車は足代わり!とお考えの方で、錆びていようが凹んでいようが見た目は気にせず、走って止まれば良いとお考えの方は格安鈑金を売りにするお店を探して選んで頂ければと思います。

車を大事になさる方、車は生涯のパートナーとお考えの方はお客様の車を大切に取り扱う私共、ジコプロ加盟店にご相談下さい。私共に、みなさんのカーライフをお手伝いさせて下さい。

前島自動車では鈑金(板金)塗装・修理(キズヘコミ)、車検・整備・コーティング、新車・中古車販売、保険など、お客様のご要望に極力お応えできるよう日々努力しております。
桶川市、上尾市、北本市、伊奈町にお住まいの方でお車のご相談がございましたら、前島自動車までお気軽にお声掛けください。みなさまとの出会いを心よりお待ちしております。

この事例に似たお悩みをお持ちなら

修理店の情報

㈲前島自動車

㈲前島自動車

048-771-5371

048-773-1131

お問い合わせの際には「ジコプロを見た」とお伝えください

〒363-0012 埼玉県桶川市末広3-1-10
営業時間:8:30~18:00
定休日 :日、祝

この店舗の担当者情報

アバター画像

㈲前島自動車 代表取締役

前島 洋一

1970年生まれ フロント業務 鈑金業務担当 中級交通事故専門士。
埼玉県自動車車体整備組合青年部会員
埼玉県自動車整備振興会会員
(社)上尾法人会桶川支部青年部会員
2010年に行われた『おけがわ市民花火大会』実行委員長。
2015年9月19日に行われる『おけがわ市民花火大会』アドバイザー。
趣味 和太鼓演奏、ソフトボール 
経歴
高校卒業後、ホンダエンジニアリング株式会社にて3年間、実業団ソフトボール部に在籍させて頂いた後、平成4年1月入社。

ページ最上部へ